TINY2040(Raspberry Pi Pico) と Arducam Mini 2MP Plus(OV2640 SPI Camera) を接続する
前回同様、今度は TINY2040 に Arducam Mini 2MP Plus を接続し、BMP 画像をキャプチャしました。
TINY2040 は Pimoroni が出している、Raspberry Pi Pico と同じチップを用いた切手サイズのボードです。 とはいえ、Raspberry Pi Pico と Tiny 2040 は外に出されているピンが一部異なります。
さて、 Tiny 2040 に Arducam Mini 2MP を接続する際、Raspberry Pi Pico での配線は前回のとおりですが、Tiny 2040 は配線として出されているピンが異なるため一部を別のピンに接続する必要があります。
Raspberry Pi Pico と Tiny2040 の Arducam Mini 2MP Plus 接続ピンの比較は次です。
つまり、コントロール信号用の I2C ピンが異なります。従って Arducam から提供されている SDK のピン配置を変更すれば良いことになります。
SDK では ArduCAM.h L.341 あたりにピンアサインの定義がされています。
/*i2c pin source */ #define I2C_PORT i2c0 #define PIN_SDA 8 #define PIN_SCL 9
ここを、TINY2040 用に変更することで事足ります。
/*i2c pin source */ #define I2C_PORT i2c1 #define PIN_SDA 6 #define PIN_SCL 7
Preprocessor 等でスイッチする際は C/Examples/CMakeLists.txt に記載するなど、ビルドオプションとするのが良いでしょう。
add_compile_definitions(TINY_2040)
参考までに接続図も載せておきます。(GND, VCC はどこかに適切に接続してください)
PICO の接続図と動作の確認は、前回ご紹介した簡易の BMP キャプチャ jupyter でできます。 entre-temps.hatenablog.com